BLOG ブログ

ブログ

シーリング工事施工 外壁サイディング 

外壁がサイディングなどの場合、サイディングのジョイント部分と窓の廻りなどにシーリングが施工されています。(ゴム状)
シーリングって言ったりコーキングって言ったりややこしいですが…..調べてみたら一般的には同じ意味でした。

施工の順番は、既存シーリング撤去、プライマー塗布、新規シーリング打設。
これを記載して金額を見積もります。
ここからが重要になるかと思いますが、見積り記載事項の施工はプロなら当たり前に出来る事だと思います。
ただ何回も現場調査、お見積りと経験させて頂いてますが、実際に触ってみなければ分からない部分もあります。
そんな事をブログに書いて、どこかの誰か様に届いてくれたら嬉しいです。

窓廻りの写真などは割愛させていただきます。写真だらけになり見にくくなってしまいました。
↑シーリング撤去作業はシーリング両サイドをカッターで切り込み撤去していきます。
たまに3面接着しているお宅もあります。(3面接着については後程)
窓廻りも同様な作業になります。撤去を進めていくとシーリングの下にあるハットジョイナーが錆びていました。

この状況は前に書かせてもらった、触ってみないと分からない状況です。
ここでの判断は2通りあると思います。(1)はこのまま見て見ぬふりで作業を進めていく、(2)は建物にとって最善の方法で作業を進めていく。
こんな話を同業の人と話をしますが、元々の施工単価が高ければ(2)でも良いよねって事で話は終わります。
ただ、最近ではお客様もSNSなどを活用して、相場も調べられる状況下で高い値段では見積り出来ません。
調べられる状況でない場合もそんな事はしませんが….. 
この状況で悩まずに(2)建物にとって最善を尽くす。これが弊社の強み。では施工風景をどうぞ

まずは、錆をケレン(表面の錆を研磨)外壁の大きさにもよりますが、
この作業も中々骨が折れますが大切です。

次に、錆安定剤を塗布していきます。
使用した材料は、弱溶剤型さび面素地調整補助剤 ハイポンサビスタファイン。
恐らくあまり知られていない事ですが、錆びている場所に錆止め塗料を施工してもあまり意味がないです。
錆止め塗料はあくまでも、錆びていない塗装面に施工して密着させながら錆が出ないように抑制するもの。

ボンドブレーカーテープ貼り込み。
ここで三面接着について、シーリングを密着させていい場所は、サイディングのみです。
ハットジョイナーにシーリングが密着してしまうと建物の動く力がサイディングにも伝わり最悪の場合はサイディングが割れたり、
シーリングとサイディングの密着している面から剥がれてきたりと建物にとって良いことはありません。

ここでようやく本来の作業に戻ります。専用プライマーを塗布。

シーリング打設作業。空気が入り込まないように慎重に作業を進めます。
専用へらにて均し。
専門的な内容になりますが、均す作業も下から均して上から仕上げ均しと施工します。

シーリング打設完了。綺麗ですね。今回は塗装前のシーリング工事を書かせて頂きました。

SHARE

ブログ一覧